明けない夜はない

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東日本大震災から5年。被災地の現状と今僕らができること。

東日本大震災から5年目~私のあの日~

平成23年3月11日、私は、東京で一人暮らしをしていました。大学の卒業式を目前に控え、これからどんな日々を歩むのか不安と期待と不安が入り混じる中、自宅で過ごしていた午後2時46分、大きな揺れが発生しました。

 

一旦おさまったかと思って油断したその時、再び大きく揺れ、これはただごとではないと感じ、すぐにNHKをつけたのを覚えています。

その後は、どこのチャンネルをみても津波の映像。実際に被災地で体験された方は本当に恐怖だったとおもいます。

 

東京では、大津波が襲っていること、被災地で火災が発生しているものの消火活動ができないこと、多くの人が寒さの中建物に取り残されていること、福島第一原発がコントロールできなくなっていることなど悲惨な状況が中継されていました。

 

その後、計画停電が始まり、原発の燃料を冷却できなくなり、原子炉建屋が水蒸気爆発を繰り返すなど、生きた心地のしない日々を過ごしたことを鮮明に覚えています。

 スーパーから物が消え、非常食やカップラーメンも店から無くなり、計画停電の影響で、電車は都心より郊外は夕方で終電となったり、東京でも町から人や物が夕方にも関わらずいない場面を何度も見ました。

 

東京で震災を経験した者ですら大変さや不安を感じました。

特に、停電は、人々を不安にしたと思います。夜間に明かりがあることが当たり前だった日本人にとって、輪番停電計画停電は、明かりのありがたみを知ったのではないでしょうか。

 

また、鉄道が夕方以降運転しないことも、人々を不安にさせたと思います。

 

当たり前にあるモノを、失った時に初めて人間はそのモノの大切さ、はかなさを知るのでしょう。

 

計画停電がほぼなくなり、原発が一応危機的状態を脱したあたりからやっと日常生活が戻ってきたことを記憶しています。

 

東日本大震災から5年目の現状

平成28年3月10日現在

東日本大震災による死者1万5894名、負傷者6152名となっています。

原発事故の影響で、今もなお、避難生活を強いられている方(約17万人超)がいらっしゃいます。

また、震災以来、今なお行方不明の方が2561名いらっしゃいます。一人でも多くの方が発見されることを心よりお祈り申し上げます。

引用:警察庁緊急災害警備本部(平成28年3月10日)発表資料より

 

必死に周りの方に避難を呼びかけ命を落とした方、津波から逃げ遅れ亡くなった方、家を流された方、愛する人を失った方、友人を失った方、被害にあわれた方々すべての皆様に心から哀悼の意を表します。

 

今、私たちができること

1.復興支援

放射能の影響に関して、様々な見解があるため福島県周辺の食品等を購入するのをためらう気持ちはよくわかります。他方、福島県で農業水産業等を営む方々の苦労にも頭が下がる思いです。

私は、福島県産であってもなくても、放射能の影響を自分で調べ、対象物の性質や放射線検査の実施有無等を確認して食品を購入しています。福島県産の物を買えば良いというわけではありませんし、福島県産の物を購入したがらない人を非難するのも、正しいとは思いません。

自ら判断し、買うか買わないかを決めればよいと思います。

 

また、復興支援の方法は、何も福島県産の物を買うだけではありません。

 

除染には、まだ莫大のお金がかかりますから、寄付という形でも良いでしょうし、仮設住宅や家の整理などで人手が足りず、ボランティアを募集しているところもあります。一人一人が、どうすれば復興支援になるのか、自分にはどんな支援ができるのかを考えていくことが最も重要ではないでしょうか。

復興支援情報サイト 助けあいジャパン

震災から5年、いま応援できること。3.11復興支援募金 - Yahoo!ネット募金

 

ヤフージャパンは本日、『3.11』と検索した数×10円を寄付する復興支援を行っている。

震災から5年、いま応援できること。 - Yahoo! JAPAN

 

2.忘れないこと

5年前の東日本大震災で多くの方が亡くなりました。その犠牲となられた方々を忘れないことは重要なことです。

今後、日本全国で大地震が起こる可能性があります。あなたの愛する人、恋人、家族、親友、を守るためにも、日々互いに防災意識を高め、東日本大震災での教訓を忘れないことも大切です。

 

特に、東日本大震災で連絡手段として活用されたのがツイッターです。ネットワーク社会の中で、人同士の関係が薄れる中、また、電話回線が震災によって通じない中、ツイッターはほぼつながり、安否確認に大きな役割を果たしました。個人情報の観点から運用に問題や課題がありますが、先の東日本大震災のような非常、緊急事態に、有用な連絡手段として活用できるよう、家族や友人と話し合っておきたいものです。

 

原発事故が今だ収束していないことも忘れてはなりません。溶けだした燃料をどうやって取り出すのでしょうか。調査のためのロボットも作成し、投入していますが、高い放射線量によって壊れてしまっています。原発事故は、今もなお、終わっていません。

 

決して明けない夜はないのですから、日本中のみんなで助け合っていきたいですね!

 

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