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【経歴と全文】安田純平氏がシリアで拘束か?【ヌスラ戦線】

 安田純平氏と名乗る人物の映像が公開、その全文

「こんにちは。私はジュンペイ・ヤスダです。そして今日は3月16日、私の誕生日です。」

「彼らは私に、誰に対しても自由に話しても良いと言いました。」

「私は妻を愛しています。父、母、きょうだい。いつもあなたたちのことを考えています。あなたを抱きしめたい、あなたと話したい。しかしもうできない。私が言えることは、どうか体に気をつけてください。」

「42年間の私の人生は、ほとんどが良かったです。特にこの18年間は幸せでした。私は、私の国に対して言わなくてはならないことがあります。」

「あなたが暗い部屋のどこに座っていようと、痛みに苦しみながら、そこには誰もいない。答える者もいないし、反応する者もいない。あなたは目に見えない。あなたは存在しない。誰もあなたのことを気にかけない。」

 

引用:「私はジュンペイ・ヤスダ」 1分12秒の発言の全文:朝日新聞デジタル

 

私の救出のために、日本政府はなぜ全力を出さないの?要求をのまないの?と言っている(言わされている)ように捉えることのできる内容です。

 

安田純平氏の経歴は?

埼玉県入間市出身、1974年生まれの現在42歳。

1997年に信濃毎日新聞入社後、2003年に退社。その後フリージャーナリストとして活動。イラクでの取材を行う。

2004年、イラクでの日本人人質誘拐事件の取材のため、ファルージャに向かう途中、武装勢力に拘束されたが、のちに解放される。

その後、スマトラ島沖地震の取材や、紛争地域の取材を経て、2013年ごろからは、シリア内戦への取材に。

 

2015年6月にも、トルコ南部からシリアへ入国。その後消息不明に。

同年の夏ごろには、安田純平氏が拘束されているのでは?との質問を岸田外務大臣にフジテレビ、テレビ東京の記者が投げかけたところ、「少なくとも今現在邦人が拘束されたという情報には接してはおりません。」との回答を受けている。

 

日本政府高官は、安田純平氏が『ヌスラ戦線』に拘束されているとの見方を示しています。

 

以前にも、一度紛争地域の取材中、武装勢力に拘束されていたのですね。

 

ヌスラ戦線の誘拐目的は?

ヌスラ戦線は、アメリカおよび日本の公安調査庁がテロ組織として指定されています。

今回の映像を公開したヌスラ戦線と人質解放に向けて交渉しているとする者の話では、ヌスラ戦線の目的は、身代金だとしています。

アル=ヌスラ戦線 - Wikipedia

映像提供者「ヌスラ戦線の目的は身代金」|日テレNEWS24

 

 

以下は、私の推測ですが、これらの情報をまとめると、

 

確かに、公開された動画で、安田純平氏は、

「私は、私の国に対して言わなくてはならないことがあります。あなたが暗い部屋のどこに座っていようと、痛みに苦しみながら、そこには誰もいない。答える者もいないし、反応する者もいない。あなたは目に見えない。あなたは存在しない。誰もあなたのことを気にかけない。」

と話していることから、

ヌスラ戦線はこれまで、秘密裏に日本政府と身代金と引き換えに安田純平氏を解放する交渉をしていたようにも思えます。

にもかかわらず、日本政府が交渉にまともに取り合わないことに我慢できなくなり、映像を公開することで、世論が人質救出のため身代金を日本政府が拠出するのを後押しさせる思惑があるのではないかと私は考えます。

 

www.news24.jp

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